• Jul 29, 2025

頑張ってるのに、英語が聞こえない——実は○○が足りなかった

英語を頑張っているのに、どうしても聞き取れない——それには理由があります。この記事では、よくある3つの落とし穴と、リスニング力を伸ばすためのシンプルな習慣を解説します。

なんで聞こえないの?

英語を長く勉強しているのに、リスニングだけはなかなか伸びない。
そんなふうに感じたことはありませんか?

単語はある程度わかる。
文法も、中学レベルは問題ない。
でも、映画やドラマ、ネイティブの会話になると、
「あれ、今なんて言った?」が続く——。もしあなたがそうなら、大丈夫。
それは「あなたのせい」じゃないんです。

日本の英語学習で聞き取れない理由

多くの日本人が英語を10年以上学んでいます。
でも、「英語が聞き取れるようになる人」は、ほんの一部。

なぜか?

それは、以下のような “見えない壁” があるからです。


🔹 1. 音がつながって聞こえる

たとえば、

“What do you want to do?”
は、ネイティブが話すと
“Whaddaya wanna do?”
のように変化します。

学校で習った通りの単語を一つ一つ聞き取ろうとすると、
「こんなの聞こえるわけない!」と感じてしまうのは当然です。

自分が発音できない音は、聞き取りにくい。
これはリスニングの大原則です。


🔹 2. 「ちょっと難しい」音を避けてしまう

理解できない内容を聞き続けるのは、つらいですよね。
多くの学習者は、「わかるもの」しか聞きたくないと思ってしまいます。

でも、脳がちょっと苦労するくらいのレベル(いわゆる “N+1”)が、
実はリスニング力を育てるベストなゾーンなんです。

興味がない話・簡単すぎる内容では、脳はすぐに飽きてしまいます。

脳科学者のジョン・メディナは、著書『Brain Rules』の中で
「10分間、興味を引かれないと脳はシャットダウンする」と言っています。

つまり、退屈な教材を「義務」で聞いていても、リスニング力は伸びにくいということです。


🔹 3. 曖昧さへの耐性が低い

「全部わからなきゃダメ」
「聞き逃したら失敗」

そんなふうに思っていませんか?

でも、赤ちゃんや、外国で暮らしている人たちはどうでしょうか?
聞き取れない言葉、知らない表現に毎日囲まれながらも、少しずつ「慣れて」いくんです。

リスニングにおいては、わからない音に出会うこと自体がトレーニングです。
完璧を目指すより、「わからない状態に慣れること」が大切なんです。


じゃあどうしたらいいの?

ここまで読んで、「じゃあ、どうすれば…?」と思った方へ。
まずはこの3ステップから始めてみてください。

ステップ #1:興味のあるコンテンツを選ぶ

・映画でもドラマでも、YouTubeでもOK
・英語字幕 or スクリプトがあればさらに良し
→ 興味 × 親しみがあるトピック=理解しやすい

ステップ#2:短く、毎日できる長さにする

・まずは「5分」でもOK
・長さより「習慣化」が大事
→ 無理のない長さで、まずは1週間続けてみましょう

ステップ#3:同じ素材でトレーニングする

・1週間ごとに変えてOK(短い動画なら尚良し)
・字幕なしで見る
・スクリプトがあればシャドーイング
・最後に内容を日本語か英語で要約してみる(何がテーマだった?どんなポイントがあった?)


リスニング力は、急に伸びるものじゃない

でも、音に触れる時間を増やせば、
少しずつ「英語の耳」が育っていきます。

特別な才能なんて必要ありません。
あなたの耳も、ちゃんと変わっていきますよ。

もっと深く学びたい方へ

8月2日(金)には、「英語リスニング力を伸ばすワークショップ」を開催します。

✔ リスニングの種類と使い分け
✔ 教材選びのポイント
✔ 自分に合ったトレーニング法

など、明日から使える具体的な内容を1時間でぎゅっと凝縮。

「もう一度、ちゃんとリスニングをやり直したい」
そんなあなたのための時間です。

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