• Mar 14

翻訳しない。創造する。

英語学習を大きく変えるシンプルな考え方

英語を勉強していると、多くの人が無意識にこう考えてしまいます。

「この単語は日本語で何て言うの?」
「この日本語は英語で何て言うの?」

つまり、常に「翻訳」を探してしまうのです。

もちろん、学習の初期段階ではそれも自然なことです。
しかし、この習慣が強くなりすぎると、英語を話すときに大きな壁になります。

今日は、その理由を3つのポイントから説明したいと思います。

そして最後に、英語をもっと自然に使えるようになるためのシンプルな考え方を紹介します。


① 物と概念は違う

まず大きな違いは、「物」「概念」です。

たとえば、物の場合。

携帯電話なら:

  • phone

  • telephone

  • cell phone

  • mobile phone

多少の違いはありますが、意味はほぼ同じです。

こういう物理的なものは、比較的翻訳がしやすいです。

しかし問題は、概念の言葉です。

ここで少し質問をしてみましょう。

「教える」は英語で何と言いますか?

おそらく、多くの人が

teach

と答えたのではないでしょうか。

もちろん、それは正解です。

ただし、ある状況では。

では次の文はどうでしょうか。

電話番号を教えてください。

日本語の感覚のまま英語にすると、

Please teach me your phone number.

と言いたくなるかもしれません。

しかし、英語では普通こう言います。

Please tell me your phone number.

このように、

「教える = teach」

という単純な翻訳は成立しません。

状況によって

  • teach

  • tell

  • show

  • explain

など、使う言葉が変わります。

つまり、

単語同士が完全に一致しているわけではないのです。


② 同じ場面で使うだけで、意味が同じとは限らない

もう一つの問題は、
「同じ意味」ではなく「同じ場面で使う」言葉です。

たとえば、日本語の

はじめまして

これはよく

Nice to meet you.

と翻訳されます。

しかし実際には、意味が完全に同じわけではありません。

ただ、同じ場面で使うだけです。

同じことは、次の言葉にも言えます。

よろしくお願いします

英語には、これに完全に対応する一つの言葉はありません。

状況によって

  • I'm looking forward to working with you.

  • I'm looking forward to getting to know you.

  • Thank you in advance.

など、表現が変わります。

つまり、

「一つの翻訳」を探すこと自体が間違い

なのです。


③ 単語の意味は重なり合っている

もう一つ重要なポイントがあります。

それは、単語の意味は完全に一致するわけではなく、重なり合っているということです。

例えば、日本語の 熱い(あつい)

普通は英語で

hot

と訳されます。

しかし、日本語では同音異義語の

厚い本

とも言います。

この場合の「あつい」は、英語では

thick

になります。

つまり、日本語では一つの言葉でも、英語では全く違う言葉になることがあります。

このように、

言語ごとに意味の区切り方が違うのです。

だから

「この単語 = この単語」

という考え方には、どうしても限界があります。


では、どうすればいいのか?

ここで大切な考え方があります。

それは

翻訳するのではなく、創造すること。

英語を話すときは、

「この日本語を英語にする」

ではなく

「自分の知っている英語で表現する」

ことを目標にしてください。

例えば、

言いたい単語が思い出せなくても大丈夫です。

代わりに

  • 説明する

  • 言い換える

  • 簡単な言葉で表現する

こうすることで、会話は止まりません。

そしてこれこそが、本当の意味での流暢さです。


会話とトレーニングは別

ここで、もう一つ大切なポイントがあります。

英語には、二つのレイヤーがあります。


① 会話

会話のときは

止まらないことが最優先

です。

だから、

翻訳を探すのではなく
創造すること。

知っている英語を使って、
とにかく伝えることを目標にします。


② トレーニング

一方で、会話のあとには

学習の時間があります。

もし会話中に

「この言い方がわからない」

と思ったら、

あとで

  • 調べる

  • 例文を見る

  • どんな場面で使うか確認する

こうして語彙を増やしていきます。

ここで大切なのは、

単語だけを覚えないこと。

必ず

文章で確認することです。

例えば、

musical performance

を「音楽の演奏」と覚えてしまうと、

I enjoyed the musical performance in the bar.

のような不自然な文を作ってしまうかもしれません。

普通の英語なら

I really enjoyed the live music in the bar.

と言います。

だから、

単語ではなく、使い方を学ぶこと

が大切なのです。


今日からできるシンプルな習慣

最後に、今日からできることを一つ。

英語を話すときは

Don't translate. Create.

翻訳しない。
創造する。

自分の知っている英語で、
自分の考えを表現してみてください。

その瞬間から、

英語は「勉強するもの」ではなく
使える道具になっていきます。

頑張ってください!

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